ZEISS Master Prime

特徴

  • ARRIとツァイスの共同開発によって誕生した、非常に高精細なハイスピード単焦点レンズシリーズです。
  • PLマウントレンズの中でも、明るさ、解像度、対ディストーション、対色収差、対フレア性能などの点で最も優れたレンズです。
  • すべてのレンズにおいて絞り開放値がT1.3と非常に明るいため、低照度の現場でもパフォーマンスを発揮します。
  • 絞り開放時でも画面全域にわたって均一な明るさと解像度を維持します。
  • フォーカス送り時の画角変動(ブリージング)を極限まで抑える工夫がなされています。
  • 非球面レンズを採用し、レンズの大型化を抑えつつ明るさを維持し、より解像度を得るための設計となっています。
  • ツァイス独自のコーティング技術T*XP抗反射コーティングにより、レンズ内部の反射を抑え、最適な色バランスを再現します。
  • 9枚のアイリス羽により、丸く自然なハイライトボケを再現します。
  • ウルトラプライム、コンパクトプライム、ウルトラ16などのツァイスレンズとカラーマッチングが取れています。
  • 精確で見やすいスケール指標を採用しています。

開放値T1.3の明るさ

マスタープライムは、絞り開放値がT1.3の非常に明るいレンズ(ハイスピードレンズ)シリーズです。これはウルトラプライムレンズ(開放値T1.9)と比較して2倍明るい計算となります。
マスタープライムレンズを使用することにより、光量が制限されている低照度の現場に対応することが可能です。
なお、マスタープライムの絞り範囲はT1.3~T22で、すべての絞り値において同じ光学性能と色を維持するように設計されています。

T *XP抗反射コーティング

マスタープライムレンズは、ツァイス独自のコーティング技術T*XP抗反射コーティングによりレンズ内部の反射を抑え、適切な色バランスを再現します。
従来のコーティングと比べ、レンズの中心から外側までより均一な光学性能を保持し、より高いコントラスト、より深くリッチな黒を再現しています。

非球面レンズがつくり出す、よりシャープなイメージ

下記のイラストは左図が球面レンズ(SPHERICAL LENS)、右図が非球面レンズ(ASPHERICAL LENS)の基本原理を示しています。
左図の球面レンズは球面収差を起こしやすく、レンズの外側を通過した光(赤線)がフォーカス面に結合しない場合があります。この球面収差の問題を解消するには、レンズを大きくし、光学系を追加しなければなりませんが、そのぶんレンズは重く、暗くなります。
それに対し、右図の非球面レンズは、複雑な曲面がレンズ外側の光(赤線)がフォーカス面に結合するよう、光路を修正しています。
マスタープライムはこの非球面レンズを採用し、レンズの大型化を抑えつつ明るさを維持し、よりシャープなイメージを得られるよう設計されています。

丸く自然なハイライトボケを再現

マスタープライムレンズの絞りは9枚の絞り羽根が精密に組み合わさり、全ての絞り値において限りなく円に近い形をつくり出します。これにより従来のレンズと比較して丸く自然なハイライトボケを再現することができます。