匠の技 02 ハイスピードカメラ開発[未知への挑戦]

世界の放送業界を驚かせた1/1000秒をとらえる技術

「ある日突然、ものすごいカメラを」

サッカーワールドカップ、ウィンブルドンテニス、F1、そしてオリンピック。世界が注目するスポーツの祭典。その中継現場には必ずと言って良いほどnacのロゴが記されたカメラが配置されている。ハイスピードカメラ(ウルトラスローカメラ)「Hi-Motion(ハイモーション)」シリーズだ。2006年正月、天皇杯サッカーの中継で本格使用されて以降、スポーツ・ビッグイベントにおいて欠くことのできないカメラとして着実にその地位を築いてきた。


「レンタル屋だと思っていたら、ある日突然、何かものすごいカメラをつくった」


放送局関係者のこんな声が示すように、ナックは長きに渡り放送、映画、CM等の映像業界向け各種映像制作機材の輸入販売・レンタル事業を手掛けてきた。特に放送業界にとってはレンタル事業での馴染みが強く、ナックブランドの放送用ハイスピードカメラなど、まったく想像の外にあるものだった。

放送用ハイスピードカメラ「Hi-MotionII」

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