タングステン電極を使い、シールドガスで溶接部を保護しながら美しい溶接を高精度で行うことができるTIG溶接。その品質を左右する要素はいくつもありますが、その中でも見落とされがちなのが“シールドガスの流れ方”です。
「ガス流量は経験で決めていることも多い。何か基準ってあるの?」
「電流を上げたらガスも増やすけど・・・なぜ?」
そんな疑問を持つ溶接エンジニアにとって必読の研究が、2026年 Physica Scripta で公開されました。株式会社ダイヘンを中心とした研究チームが、シールドガス流れをハイスピードカメラと粒子画像流速測定法(PIV)で可視化し、溶接電流およびアーク圧力との関係を定量化しています。今回は論文の筆頭著者である株式会社ダイヘン玉城怜士氏を訪問しました。