カメラトラッキング

Ncam

Ncam

Ncam(エヌカム)は、放送・映画用のカメラトラッキングシステムです。スタジオでもロケーションでも場所を問わずに運用可能で、手持ち撮影にも対応し、プレビズも実現します。

  • 放送用と映画用の2つのモデル

    Nカムには放送用の「ライブ」シリーズと映画用の「リアリティ」と2つのモデルがあり、ハードウェアは同じで、ソフトウェアライセンスにより機能が分かれています。「ライブ」シリーズは放送用で、「リアリティ」は映画用です。分かりやすく言えば、「ライブ」はストリーミング出力のみに対し、「リアリティ」はデータの保存も可能になっています。どちらのモデルも、B4・PLマウントのどちらにも対応し、スタジオでもロケーションでも場所を問わずに運用可能です。

  • 放送用「ライブ」シリーズ

    放送・イベント用の「ライブ」シリーズでは、NカムからカメラトラッキングデータとレンズデータをFreeD形式等で出力し、VizRT・Brainstorm・ORAD・Chyron Hego・Unity・Unreal Engineといったオンエアグラフィック機器に接続し、スタジオや中継でバーチャル放送を実現します。

  • 映画用「リアリティ」モデル

    CM・映画・ドラマ用の「リアリティ」では、プレビズ機能により、監督やカメラマンが合成後のアングルを確認しながら撮影できるほか、キャストとも完成イメージを共有することができます。またタイムコードごとのトラッキングデータ、レンズデータ、ポイントクラウドデータをFBX形式で保存できるため、効率よくポストプロセスを進めることができます。

  • 主な構成

    カメラバー
    Nカムには、カメラバーとよばれるセンサーユニットがあり、2つの画像センサーと加速度センサーが内蔵されています。このマルチセンサーハイブリッドテクノロジーにより、一部の光学的な隠れが生じてもトラッキングデータを算出し続けます。

  • 専用サーバー
    Nカムの専用サーバーでは、カメラバーから送られる2つのカメラの映像と加速度センサーの情報、および、レンズのフォーカス・ズームデータを元に、リアルタイムでトラッキングデータを算出します。

  • 主な特長

    様々なカメラリグ・撮影スタイルに対応
    Nカムは、ステディカム・ペデスタル・小型ジブ・大型クレーン・スパイダーカム・手持ち撮影といったさまざまなリグや撮影スタイルに対応します。例えば大型のバーチャルクレーンを持ち込まなくても、小型クレーンでバーチャル中継を行えます。

  • 完全なカメラトラッキングデータ
    カメラのXYZ位置とローテーション情報に加え、レンズのフォーカス・アイリス・ズーム情報もストリーミング出力可能です。

  • 早いセットアップで、すぐにトラッキング
    現場でのセットアップ時間が早いのがNカムの特徴です。実景との原点調整を画像から行えるため、早いセットアップが可能です。レンズ交換時でも、わずか数分で設定を終えることが可能です。

  • スタジオ・ロケーション・中継に対応
    Nカムはマーカーレス式のため、屋内・屋外に関わらず、小規模セットから大きな競技場まで幅広く対応します。機動性も高いため、屋内から屋外へ移動する際も短時間でセットアップすることが可能です。

  • 将来も安心して使える仕組み
    Nカム「ライブ」シリーズにはライセンスアップグレードという仕組みがあり、導入しやすい「PTZ」を購入して後から「7D」にアップグレードできます。新しい機能の開発も進められています。

  • レンズキャリブレーション機能
    Nカムのレンズキャリブレーション機能を使えば、レンズのブリージングやディストーション、センターずれといった光学特性のキャリブレーションファイルを作成できます。撮影前にキャリブレーションを行うことで、現場のレンズ交換を迅速に行えます。

  • 現場をサポートするアクセサリー

    25度傾斜ブロック
    Nカムは、オールグリーンのクロマキースタジオや屋外などの特徴点を認識しづらい撮影環境にも対応します。25度傾斜ブロックを使い、例えばクロマキースタジオでは上向きに取り付けて天井を参照点にしたり、屋外では下向きにして地面を特徴点にします。(写真は上向きに取り付けた例)

  • レンズエンコーダー
    レンズのフォーカス・ズーム情報は、専用のレンズエンコーダーインターフェースを介して収集されます。B4レンズやグリップサーボ付きのPLレンズの場合は、グリップサーボとカメラバーを結線するだけです。サーボのないレンズには、専用のエンコーダーをロッドに装着します。

  • カメラコネクションボックス
    カメラコネクションボックスは、カメラバーとNカムサーバーを繋げるインターフェースで、カメラバーへの給電も兼ねています。カメラバーとNカムサーバーの間に入れて使うことにより、例えばステディカムのような撮影スタイルでも、ケーブルの影響を最小限に押さえることができます。

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  • Nカム「ライブPTZ」「ライブ7D」「リアリティ」共通の仕様・構成

    カメラバー
    Ncam
    ・構成:1カメラに対して1台、マルチセンサートラッキング方式
    ・装着:19mm または 15mmLWサポートロッドを使用
    ・電源:900mA 12V DC(9~48V対応)
    ・重量:1.2kg
    ・運用:カメラバーとサーバー間をイーサネットとSDIケーブルで接続*
    (ケーブル長は最大100mで、光変換により延長可能)

  • サーバー
    ・構成:1カメラに対して1台
    ・OS:カスタマイズドリナックス
    ・電源:4A AC 200V(8A AC 110V)、最大1KW
    ・付属:キーボード・マウス
    ・出力:RS-422/FreeDストリーミング出力(ライブ・リアリティ)
    ・形式:FBXフォーマット(リアリティ)またはSDK
    ※モニターは別売りです。

  • 対応するカメラ・レンズ
    Ncam
    ・対応カメラ:1920×1080 HD-SDI出力を持つ放送・映画用のカメラ
    ・対応信号 :23.98/24/25/29.97/30/50/59.94、P/Psf/I
    ・対応レンズ:キヤノン/フジノンのデジタルエンコーダー出力付きズーム、または、サーボなしレンズも外付けエンコーダーを使用して対応可

  • Nカム「ライブPTZ」「ライブ7D」「リアリティ」機能比較表

    ライブPTZ ライブ7D リアリティ
    FreeD出力(RS-422)
    レンズキャリブレーション機能
    レンズファイルエクスポート(VizRT/Brainstorm用)  
    Pan, tilt, zoom (focus, roll)
    Pan, tilt, zoom, roll, xyz  
    アナモフィックレンズ対応    
    キーイング    
    カラーコレクション    
    プレビズ出力(モーションビルダーを使用)    
    FBX形式ファイル記録    

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  • Nカム「ライブPTZ」「ライブ7D」「リアリティ」共通オプション

    スマートエンコーダーインターフェース
    Ncam
    ・キヤノンデジタルレンズ(バーチャルポート用)
    ・フジノンデジタルレンズ(バーチャルポート用)

  • シネレンズ エクスターナルエンコーダーセット
    Ncam
    ・15/19mmロッド対応
    ・フォーカス/ズーム用
    ・シネレンズギアピッチ

  • Nカム カメラコネクションボックス
    Ncam
    インターフェース
    ・レモ
    ・4ピンヒロセ
    ・ノイトリック RJ45コネクター イーサコン CAT6

  • カメラバー用パワーケーブル
    Ncam
    ・0.7m カメラバー用パワーケーブル(4ピンヒロセ-4ピンヒロセ)
    ・10cm 4ピンヒロセ-Dタップ2ピン(Dタップ付バッテリー用)
    ・10cm 4ピンヒロセ-レモ 2ピン(RED/ALEXA/AMIRA用)
    ・10cm 4ピンヒロセ-フィッシャー3ピン(ALEXA/AMIRA用)
    ・6cm Yパワースプリッターケーブル 4ピンXLR
    ・カメラバー用外部電源(AC/DC)

  • カメラコネクションケーブル(レモ-レモ)
    ・1m カメラコネクションケーブル
    ・2m カメラコネクションケーブル
    ・4m カメラコネクションケーブル
    ・2m カメラコネクションケーブル(Lアングル)

  • 複合ケーブル
    Ncam
    ・20m複合ケーブル(1×イーサネット+2×HD-SDI)
    ・33m複合ケーブル(1×イーサネット+2×HD-SDI)ドラム型
    ・50m複合ケーブル(1×イーサネット+2×HD-SDI)ドラム型
    ・複合ケーブルコネクションボックス(複合ケーブル延長用)

  • ウェザープルーフジャケット
    Ncam
    ・カメラバー用ジャケット(注:レンズは露出します)

  • レジストレーション・キャリブレーションチャートセット(5枚組)
    Ncam
    内訳
    ・キャリブレーションチャート3種
    ・センターずれ確認/バックフォーカスチャート(裏表)
    ・原点チャート

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